先日、立ち寄ったところでは大変なことが起きていました。
近くに行ったものだから、借りていたものを返しにちょっと訪ねてみたのです。
丁度、その人、庭に出て来ていたものだから、立ち話をしました。
いつもと違う田舎
そこは同じ市内でも農村部なので景色の良い静かな田舎です。
ところが、その人の庭の近くに行き来する人を結構、見かけました。

なんかいつものと違うなぁ
人口密度が低いところですから、普段、人を見かけることが少ないのです。
それなのに、出歩いている人や車をその庭からでも目につきます。
24時間過ぎているのに
訝しく思っていると、その人が教えてくれました。
その地域では大変なことが起きているのだとか。

なんと、近所のおばあさんが昨日から家を出たっきり帰って来ないというのです。
それで町内の人たちが見回っているというのです。
そう言えば、私がそこに来た時もパトカーとすれ違いました。
そのおばあさんは出歩くのに、老人用の手押し車が必要なので、遠くに行っているとは思えないと言うのですが ・・・
もう、行方不明になって24時間以上たっている!
田舎の落とし穴
そう聞いてよく見ると、警察官が裏山から出て来るところでした。
小さい山がそこにはあるのですが、それ以外は平地で見晴らしが良い場所です。
おばあさんが見つからないなんてことが起きそうにない田舎なのですが、そこに落とし穴があるそうです。
それは用水路
上の動画でも紹介している様に、認知症の高齢者が落ちる水路が農村部の田舎にはしっかりあります。
行方不明は本能
認知症になり徘徊してしまうなんて言う様に、外出したがるのですよね高齢者は。

どこかに行きたいと思う気持ちは分かる気がしますね。
そして帰れなくなってしまう。
実は私は自分が行先にたどり着けずに迷い苦しむ夢をよく見るのです。

人生自体が、行く先は分からないけれども、どこかに行く、言わば行方不明に近いですからね。
出かけることは本能でもある気がするのです。
君の行く道は果てしなく遠い
だのになぜ、歯を食いしばり、君は行くのか?
そんなにしてまで
老人がまだ若者だった60年ほどの前の歌、”若もの”は正しく行ってしまう気持ち、そのものです。
田舎ではスマートトラッカーが使えない
今、便利なグッズがありますね。
紛失物を探すスマートトラッカーとかスマートタグとか言われるものです。
GPSを利用して位置を知ることができる装置です。
WIFIではないので維持費がかからないので手頃な費用で済みます。
ところが、人通りの少ない田舎ではスマートトラッカーが機能しないのです。
誰かスマホを持っている人が近くにいないと位置が確認出来ない仕組みだということです。
それでも、おばあさんの手押し車にこのスマートトラッカーをつけておけば、発見の可能性はあるかもしれません。
最終便の終着駅は駅員さんに教えてもらう
若い頃、飲み会の帰路、電車の中で熟睡してしまいました。
誰かが私の肩をたたきます。
それで目を覚ますと駅員さんでした。
衝撃的なことを聞かされました。
しかも最終便の終着駅です。
駅の周りには何もない暗闇でした。
思えば人生の終着駅は誰が教えてくれるのでしょうか?
私は今、まだまだ人生に先があると思い、次の所に向かっています。
前に、そしてその前にも進もうとしています。
それがどこかで終わりになるのです。
それを誰が教えてくれるのでしょうか?

終着駅が暗闇なんて嫌です。
もっと明るいところ行きたい。
きっとわたしはどこかに行こうとする気がします。

