年金の金利ってどの位か知っていますか?
年金の金利?
なにそれという人もいるでしょうね。
私たちは年金としてお金を預けているのは、リターンを期待しての上です。
そのリターンは金利として考えるといくらになるのでしょうか?
国民年金でいくらもらえるのか?
2025年で国民年金を満額もらえる場合、年831,700円程です。
480か月、年金を通算で支払っていれば満額もらうことが出来ます。
私は大学に通っている時は年金は未納でしたので、480か月に達していません。
それで国民年金は減らされてしまいます。
貰える年間の国民年金の額は下の式で計算出来ます。
満額をもらえる様に私は任意加入制度で、まだ年金を払っています。
国民年金を支払うといくらリターンがあるのか?
国民年金の月々の支払額は、16,980円です。
この支払額でいくら年金が増えるのか、計算すると、1700円程です。
この1700円って年間での金額です。

ほんのちょっとだけだなぁ
年金の金利っていくらか?
私はここまで計算して疑問に思ったのです。
そもそも年金を金利で計算するといくらになるのか?
仮に年10%の金利がつくというと、かなりお得感がありますよね。
金利が分かれば、年金がどれだけお得なのか分かります。
75歳でやっと元本を取り戻せる
年金の金利を計算する上で以下の数字を使いました。
- 元本が16,980円
- リターンが65歳から年1733円
年金をもらう初年は、1733円しかリターンがありませんから、元本割れです。
元本の16,980円を取り戻せるのは10年目からです。
金利で言うと10年を超えてから、75歳でやっと付き始めるということになりますね。
そして20年後の85歳には、元本の倍のリターンを得られます。
20年で元本の倍になる金利は?
年金は20年で元本の倍になります。
これを金利にあてはめて計算するといくらになるのでしょうか?
年金を金利で表現したものがないか探しましたが見つかりませんでした。
そこで自分で計算してみましたよ。
すると、分かりました。
なんと、金利は、3.6%です。
微妙な数字ですよね。
得なのか、損なのか、考え込んでしまいます。
アメリカの3年ものの国債は利回りが3.7%程ですからね。
金利は複利で付いていく雪だるま
銀行預金や郵便貯金も金利は複利で増えていきます。
つまり、利息で得た金額にも金利がついていきます。
雪だるまを転がした様に僅かでもどんどん大きくなっていきます。
それなので、3.6%の金利で20年後には倍になるわけです。
年金をはらった時によって金利は異なる
ところが、年金ってもらえるのは65歳からですが、支払いはそのかなり前からです。
例えば、私の場合、任意加入制度で60歳になった時に支払った年金額は5年間は塩漬けです。
この塩漬け期間の5年を計算に入れると、支給開始から20年後の85歳の年金の金利は?
計算すると、2.9%になります。

2.9%じゃ、任意加入制度なんかしないで、投資信託やった方が得だった気がしますねぇ。
それでは、20歳になったばかりの人が支払った年金額の場合、金利は、僅かに1.1%という事になります。
こうなると、若い人は年金を払わずに、金融商品などで運用していった方が得の様に思えますね。
4%ルール
年金をやめて自分で金融商品を買うなんていうのは、極端な話ですが、年金は若い人にとって得ではないのは確かです。
今、iDecoやNISAがあるので、自分でお金を貯め易くなりましたね。
貯めたお金をどう使えばいいのか?
そこで、4%ルールというのがあるのですって。
貯めた資産を4%づつ、毎年、使ったとしても、30年後に資産がまだ残っている可能性が高いという話です。
公的でなくとも、お金を自分で貯めれば年金の様に使い続けられるということです。