12月も年末に近づくにつれ、何か急いた気持ちになります。
ゲンゾー
今年もうまく行かなかったかぁ
なんか、悲しい気持ちになります。
そこで若い時は、気晴らしに12月になると一人で映画をみに行きました。
年末恒例のふうてんの寅さんです。
今ではすっかり映画館に行く事なんて稀になりましたが ・・・
魅力的な大原麗子
この映画シリーズの隠れた魅力は女優でしょう。
女優の個性を上手に引き出した場面が出て来ます。
特に印象的なのは大原麗子です。
大原麗子が泣くシーンがあるのですが、寅さんにことわってから泣きます。
それがとても愛らしいのでした。
寅さんでなくともメロメロになるでしょうね。
悲しい美人の最期
この大原麗子が出てくる第22作の男はつらいよはシリーズの中でも名作ですね。
大原麗子の出演シーンの前振りがとてもいい。
美人が結婚して直ぐに逝ってしまう、今昔物語の中の話が出て来ます。
ゲンゾー
人生とは悲しく、はかないもの
志村喬がいい味だしていますね。
年末に見る映画として、意味深いと思います。
老いてもはかなさよりましか?
大原麗子は、孤独な最期と伝わっていますね。
難病にかかり、今の私の歳頃に逝ってしまっています。
ゲンゾー
日暮れて道遠し
私はまだまだ辿り着きたい所があります。
また一つ老いていくのは仕方ないでしょうね。
はかなく逝ってしまうよりましかなぁ
でも、年末は心に悲しさが忍び寄って来る感じがします。