私は60歳を過ぎてからスーパーの野菜売り場でバイトを始めました。
人生の後半に来て、いい経験をさせてもらっていると思います。
チーフの斎藤さんからキツイことも言われたりしますがネ。
今日は良いことがあったので記します。
言い方に愛情を感じる
今日、野菜売り場でお客さんに声をかけらました。
これ傷んでいますよ。
ナスを持って来られて渡されました。
文字に記すとクレームに思うかもしれませんが、言い方が違いました。
私は、スーパーへの愛情を感じたのです、声のトーンや抑揚に。

ありがとうございます。
自分には関係ないと放って置けがいいのに、わざわざ教えてくれるのですからね。
私は嬉しい気持ちになりました。
愛される店
私もこのスーパーでバイトする前、お客として来店していた時、感じていました、愛着を。

この店、無くなったら困るなぁ
スーパーって頻繁に行くので自分の生活の一部の様な感じがして来ます。
きっと私に声をかけてくれた、そのお客さんも愛着を感じてくれているのだと思います。
要注意の野菜
しかし、それに甘んじてはいけません。
ナスは黒っぽい色をしているので、傷んでいても分かり難いのですよね。
品出しする時、もっとも神経を使うのがピーマンです。
傷みやすいのです。
今日はこの季節では珍しいものが店頭にならべられませんでした。
それはジャガイモです。
芽が出ていたのです。
春先のジャガイモは要チェックなのですが、この時期ではもう芽が出ているのはないです。
ところが、今日のジャガイモはほとんどが店頭に出せない状態でしたよ。
実は難しい愛情表現
よくよく考えると、今日の様に愛情を感じさせる様な言い方で、傷んだものを持って来られるお客さんって、人としてレベルが高いと思うのです。
普通の言い方をすれば、文句・クレームと受け止められます。
私にそう感じさせない配慮を短い言葉に込めるのは、そうとう高度な表現です。
この様な言い方が出来る方って、凄いなぁ
・・・と思います。
見習わなければと感じました。